私が旧姓を使っている4つの理由

最近、コラムのリンクを辿っていたら、
夫婦別姓を実践している方のブログに行き着きました。

ヨスさんほど徹底的ではないですが、
私も旧姓を使用し続ける選択をした一人として、
私なりの理由を書いてみたいと思います。

仕事では旧姓を使っています

正直、私の周りでは仕事上は通称名として
旧姓を使い続ける人が珍しくなかったので、
全然抵抗がなく、一つの選択肢だと思っていました。

上記ブログのヨスさんは香川県在住とのことなので、
首都圏の人々と意識の差が多少あるのかもしれません。

もちろん現在の日本では戸籍名じゃないと面倒なことは多々あり、
入籍してからしばらく、どちらのスタンスを取るべきか、かなり悩みました。
しかし、私にとっては、長い目で見た時に
仕事上は旧姓の方がメリットがあるという結論に至りました。

というわけで、その理由を下記に述べてみます。

1:名前で結婚を宣伝するのが嫌だった

結婚は実におめでたいことです。
祝福すべきことです。

とても良いお話であっても、それぞれの事情で、
必ずしもそれを歓迎できない心境の人だっているでしょう。

親しい人に報告するならまだしも、
仕事上の浅い付き合いの人にまで
そんな報告をしなきゃいけないとか考えただけでウザイ。

おめでたいことですけど、
自ら積極的に触れ回るような話でもないと思うのです。

それを姓を変えた方だけが担うというのも
何だかおかしな話だと思うのです。

2:万が一の別れに備えている

穏やかではない理由(笑)
ですが私にとってはこれが一番大事なポイントです。

もちろん私は旦那を愛していますし、別れるつもりはありません。
しかし、何が起こるかわからないのが人生です。

どんな不慮の事故に巻き込まれるか、
どんな不幸な出来事でどんな心変わりをするかなんて、
現時点でわかるはずもありません。
「私だけは大丈夫♪」なんて考えは、ハッキリ言って幻想だと思っています。

もし、色々あって万が一離婚ということになった場合。
また名前で「離婚しました宣言」をしなきゃいけないって
どんだけの苦行なんだと思うわけです。

離婚後も結婚後の姓を使い続けたとしても、
その後にご縁があって再婚なんてことがあったら。
やっぱり姓が変わって、仕事上の大して深い仲でもない人に、
しょーもないプライベートの話を説明しなきゃいけないとか、
あー!考えただけで虫唾が走る!!!(笑)

仕事上、旧姓を使っていて名前に相違があるのは銀行口座くらいです。
その際、「いやー、実は結婚してまして、本名はこっちなんですー。」
って説明する方が、言う方も聞く方もハッピーじゃないでしょうか?

「いやー、実は離婚しまして・・・」なんて説明されたら相手も気まずいでしょうし、
言わずとも姓が変わっていれば察してやっぱり気まずいですし、
傷も癒えないうちから根掘り葉掘り聞かれるとか、
もうどんだけの苦行なんだと思うわけです。

何があっても自分の家族の姓には戻ってこれるわけで。
私にとって旧姓使用はリスクマネージメントなのです。

3:プライバシーの観点から

個人情報漏洩事件が後を絶たないですが、
この情報化社会に生きている以上、
ある程度は仕方のないことだと思います。

私はもうGoogle先生に魂を売ってますので、しょうがないです(笑)

気休めかもしれないですが、
公表しているのが戸籍名じゃないというのは、
その点で大きなメリットだと思っています。

旦那を調べてそこから戸籍名を推測することも可能ですが、
少なくともワンクリックでは辿り着かないという点は大事だと思います。

それと、クリエイターや作家活動をしている人の意見で多かったのが、
日常をネタにしても旧姓だとバレにくいというメリット(笑)

クリエイターとして、この選択は将来的に大事かなとも思ったわけです。
このサイトではペンネームなので、結果どうでもよかったですが。

4:今までの友人知人に対する配慮

名前は自分が言うよりも、圧倒的に他人が呼ぶ方が多いものです。

職場で結婚して姓を変えた人の呼び名を変えなきゃいけない時の
何とも言えないモヤッとした感覚・・・。

私はそれを他の人にさせたくなかったのです。

なので、結婚後の報告でも
「今後も旧姓で呼んでください」と全員に伝えていました。

私はネットデビューが早かったので、
ハンドルネームを使って本名以外で呼ばれる機会も多く、
環境によって名前を使い分けることが
自然な感覚だったのも影響しているかもしれません。

大体、時代によってあだ名だって変わるわけで、
「あなたが呼びやすいように私を呼んで」が私の基本スタンスです。

呼ばれ方が10通り以上あろうが、意味するのは全て私ですし。

日常的には戸籍名です

冒頭にも書きましたように、私はヨスさんほど徹底的ではなく、
日常では戸籍名を使っています。

現状の日本においての家族として、
便宜上、姓は統一されていた方がいいという考えの旦那と
その点は一致しています。

でも旦那も決して男性優位的な考えの人ではなく、
未だに彼の携帯電話の電話帳には
交際中の延長で私の番号が旧姓で登録されており、
同僚に仲を心配されるというハプニングもありました(笑)

姓の使い分けは結構楽しいですよ

まとめると、私は戸籍名と旧姓を都合良く使い分けています。

私の人生のテーマは「謎な人になる」なので、
こうした名前の使い分けで多面性を持てるのは願ったり叶ったりです。

そんな人は信用できないという人もいらっしゃるでしょうが、
私の全てを知ったところで、あまりにも内面がキモいので、
同じように離れていくでしょう。

私たち夫婦は結婚指輪も日常的には付けていません。
夫婦の絆は姓とかモノとかで結び付くものではないと思っていますし、
それに固執する必要もないくらい、相手を信頼していますし、
相手の気持ちに不安もありません。

ふふふ、最後はノロケですんまそん。
数年後に万が一があったら、この記事はいい肴になりますね(笑)

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