シャ「ツ」とスー「ツ」
日本語でも英語が元となっている外来語はたくさんありますし、
一般的に使われている言葉は山のようにあります。
しかしながら、微妙に違うという言葉もたくさんあり、
似ているがゆえに英語初心者の生徒さんが
なかなか正しく言えない言葉もあります。
その代表的なものが「シャツ」と「スーツ」です。
実はこれ、複数形の
“shirts”(シャーツ)と”suits”(スーツ)
からきています。
なので、1枚または1組を指す時は
shirt(シャート)とsuit(スート)であり、
重ね着でもしない限り、
自分が着ているものは shirt と suit なのです。
しかし、日本語には単数と複数の概念がないので、
この違いをしっかりと区別するのはなかなか難しいものです(^^;)
私が思うに、日本に西洋の服が伝わってきた時、
船にシャツが1枚ポッキリで載っていたわけがないと思うので、
外国人:「Shirts!」(たくさんのシャツだよ!)
日本人:「おぉ、これはシャツというのか!」(物の名前がシャツなんだな!)
・・・というやり取りがなされたような気がします(笑)
まぁ外来語なんてお互いさまで、そんな勘違いだらけだと思いますけどね(^^)
ちなみに、英語で「ワイシャツ」はなく、
ワイシャツに該当するのが shirt です。
「Tシャツ」は T-shirt なんですけどね。
「サラダ」も代表的な発音がなかなか直らない単語です。
英語では salad で最後に a がないので、
「サラド」の方が近いんですよね。
どうやらサラダはポルトガル語由来だそうで、
食べ物に関するカタカナ語はポルトガル語由来も多いですよね。
パンとか、カボチャとか。
私も未だに単数と複数は苦手で、
is と are を間違えることはしょっちゅうです。
でもほんの些細な違いでも、
意味が変わってしまったり、伝わらなかったりするので、
英語と似たカタカナ語、少し注意してみてくださいね(^^)