Vacation & Holiday
お盆休みですね。
みなさま帰省や旅行などで素敵な思い出を作られているでしょうか。
私は生後2ヶ月の赤子を混雑の中へ連れていけないので、
何もせずお家でゆっくりです。
とはいえ、今は毎日が引きこもり状態なので、
普段と何も変わらない確率100%です(謎)
それはさておき。
英語でこういった長期休暇は
vacationやholidayと言います。
でもどうも日本の長期休暇のイメージと何かが違うと言いますか、
どこかしっくり来ない、バチっとはまらない感覚があります。
他に類似の言葉もないので使うしかないのですが。
私が思うに、
日本の休暇に当たる感覚が欧米にはなく、
欧米の休暇に当たる感覚も日本にはない。
のだと思います。
というわけで、私が思うvacationとholidayの解説をしたいと思います。
辞書を調べるとアメリカ英語とイギリス英語でも少し感覚が違うようですし、
あくまで舞々の個人的イメージと思って捉えていただけると幸いです。
ちなみに私はアメリカ英語、南カリフォルニア系です。
vacation
いわゆる長期休暇がvacationです。
イメージ的には2週間から1ヶ月くらいなので、
この時点でまず日本ではほとんどないと言っていいかもしれません(^^;)
また、日本人の長期休暇だと旅行をする方も多いですが、
観光地を精力的に回るというよりも、
「何もしないをするんだよぉ~」というイメージです。
(もちろん、観光地を旅行をする方もいらっしゃいます。)
日本でいうと別荘地でのんびり、が一番近い感覚です。
そんなお金持ちな!という印象かもしれませんが(^^;)
短期間で一軒家やアパートを借りて、自炊して過ごすのも一般的です。
そもそも、ホテルの料金体系も日本は一人当たりの料金ですが、
欧米は一部屋の料金がほとんどなので、意外にリーズナブルなことが多いです。
なので、場所もリゾート地が人気ですね。
ビーチや避暑地、ゆったりした雰囲気のところというイメージが強いです。
holiday
holidayは祝日の意味合いが強いように思います。
また、dayと1日を指す言葉なので、holidaysと複数系で使うことも多いです。
欧米では「クリスマス休暇=冬の長期休暇」となるので、
クリスマスはvacationもholidayも両方聞きます。
日本でも「長期休暇=祝日絡み」が一般的なので、
日本文化の中ではvacationもholidayも同じ意味に感じます。
アメリカで大事な祝日というと
クリスマスとサンクスギビングで、
両方とも家族と過ごすことを大事にする祝祭日です。
なので、holidayは家族とゆったり過ごすイメージが強いです。
お盆はholiday寄りですかね(^^)
日本人の働き過ぎは言葉が原因?
夏休みのことを英語でsummer vacationと言いますが、
そもそも「バケーション」という概念自体が日本にない感じがします。
長期休暇となると、旅行だ!行楽地だ!となりがちで、
(マーケティングの策略もあると思いますが)
どこも行かなかったとなると、
もったいない!負け組!みたいな感覚すらあり。
でも、そもそものバケーションは体を休めて、
仕事から離れてのんびりするのが目的なので、
むしろどこも行かない方が言葉的には正解のような気もします。
日本語に同等の言葉が存在しないということは、
文化の中に概念自体が存在しないということです。
バケーション?何それ?おいしいの?です。
日本では1週間も休みになれば大型連休と言われますが、
欧米では1週間で終わるvacationは少ないと思います。
だからいくら日本人が働き過ぎだ!休みを増やせ!祝日を増やせ!
とやっても何だか上手くいってないのではなかろうか、
と思うところがあります。
個人的には人が集中して混雑や渋滞になるのが苦手なので、
誰もが自由に休みを取ることができる社会が理想なのですが。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の日本では無理ですかねー。
でも時代は確実に変わっているので。
20年後にはそうなっているといいなと願う、舞々でした。