野猿再燃
20代以下の方には馴染みがないと思いますが、
その昔「野猿」という人気グループがありました。
20年ほど前(!)ひょんなキッカケから
「とんねるずのみなさんのおかげでした」の番組内で結成された
番組制作スタッフ+とんねるずのグループです。
活動期間は約3年半で撤収しました。
番組は今年の3月に終了しましたが、
その最終回に野猿のメンバーが再集結したんです。
それを見て懐かしいなぁ、みんな元気そうで良かったなぁ、
なんて思っていたのですが、時間が経つにつれてまたジワジワと
野猿の曲をしっかり聴きたいなぁと思い始めたら止まらなくなり、
色々と大人買いしてしまいました(笑)
当時の私は高校生で何も考えておらず(;^^)ゞ
ただバラエティ番組として楽しんでいたのですが、
今、大人になって見てみると、
すごく良くできてるグループだったんだなぁと改めて感心しております。
メンバーについては失礼を承知ながら、
当時の愛称と敬称略でお許しくださいm(_ _)m
楽曲と歌のクオリティが高い
まず、楽曲がすごくカッコイイ。
とんねるずとお友達というご縁から
作詞:秋元康、作曲:後藤次利
でガチガチにカッコイイ曲がプロデュースされています。
振り付けはTRFのSAMさんです。豪華すぎます。
私は2ndシングルの「叫び」が一番好きで、
今でも度々脳内を駆け巡ります。
そして、歌唱力も高い。
ボーカルを担当していたのはとんねるずのお二人とスタッフ2名だったのですが、
(最初の2曲はスタッフ3名でした)
個人的にはこれがすごく大きかったなぁと思います。
デビュー前にスタッフ全員でボーカルオーディションをしたのですが、
まぁ惨憺たる状況(笑)の中に歌える人が数名という感じで。
もしスタッフの中に歌の上手い人がいなくて、
「とんねるず with スタッフ」みたいになっていたら、
きっとこんなに人気は出なかったと思うのです。
特にテルリンはプロ並みの歌唱力で、
ボーカルオーディションの時に歌った「浪漫飛行」が
私の記憶に鮮烈に残っています。
それ以来私はテルリンファンです。
今でもファンです(*´∇`*)
もう一人のボーカル、カンちゃんは活動を重ねるごとに歌唱力が上がっていて、
相当練習と努力を重ねていたんだろうなぁ、
と改めて曲を聴いて、当時以上に好きになりました(^^)
メンバーのキャラクター
スタッフのボーカルが2人いたというのも大きいと思います。
「私テルリン派♡」「私カンちゃん派♡」とか言うのが、
女子的にはキュンキュンポイントですよね(笑)
テルリンとカンちゃんは野猿の人気ダントツ2トップで、
2人のタイプが違うのもまた良かったんだと思います。
テルリンは抜群の歌唱力とオトナの魅力があり、
カンちゃんは小柄で可愛らしい!野猿のアイドル!
そして、またテルリンとカンちゃんが仲良しというのも、
女子的にはキュンキュンポイントですよね(笑)
お二人は今でも仲良しなようで、
カンちゃんこと神波さんのブログにも登場していて、
ちょこちょこ会っているようなことが書かれています。
(下記は9年前の再会時)
https://ameblo.jp/sinken2002/entry-10243889602.html
https://ameblo.jp/sinken2002/entry-10239714121.html
こちらは最終回の出演から野猿時代を振り返っていらっしゃいます。
https://ameblo.jp/sinken2002/entry-12362608861.html
というか、あの可愛い感じの神波さんが現在47歳ということに驚愕!(◎◇◎;)
まぁそうですよね、当時高校生だった私が
もう30半ばのオバチャンになって、子供までいるんだから(笑)
バックダンサーをやっていた方々もそれぞれキャラがあって。
ジェリーやナルナルは中でもダンスが上手く、
見た目もシュッとしているという魅力があり。
タカクとゴテはオチ要員としてバラエティ番組には欠かせない存在で。
チームの兄貴的なホッシーに、憎めない最年少バカ。
存在感がないのが存在感というシュウ。
最初はKinki Kidsパロディのバックダンサー「ジャニーズシニア?」として
適当に集められた若手スタッフだったと思うのですが、
偶然か必然かグループとしてキャラクターのバランスが取れていて、
すごく良い形だったのだなぁと思います。
Will Call
テルリンとカンちゃんは野猿が撤収した後に、
Will CallというデュオでCDを1枚リリースしています。
今回の野猿再燃はここがキッカケです。
テルリンの歌声のファンだった私は
このWill Callの「路傍」という曲が好きで。
当時、カセットテープ(!)に入れて持っていた記憶はあるのですが、
データにして落とさなかったのか、音源が見当たらず。
もう一度ちゃんと聴きたいと思ってiTunesで探してもなく、
当時の録画機器はまだビデオテープ(!)が主流だったので、
YouTubeでもあまり良い音源が残っておらず。
キレイな音で聴きたかったので、中古CDをAmazonでポチりました。
今はほぼ何でもAmazon先生でポチれるので良い時代になりました(^^)
Will Callは残念ながらこの1枚だけで自然消滅してしまい、
あまりCDも数が豊富にはなかったので、手に入れられて良かったです。
大人気だったテルリンとカンちゃんのデュオであっても続かなかったのは、
やはり野猿というグループだったから魅力的だった部分があるんでしょうね。
不器用ながらも頑張ってる感が野猿の一つの魅力でもあったと思いますし、
とんねるずパワーもあったと思いますし。
うーん、人を惹きつけるって難しいですね( ̄~ ̄)
大人になったからこそ再び楽しめる
野猿が活動していた時期、私はアメリカ在住でした。
なので、直接関わることはなく、遠い異国の地で楽しむだけでした。
なぜ海外で番組を見ていたかというと、20世紀のゆるい商売が当時ありまして(^^;)
海外在住日本人向けに日本の番組をビデオテープに録画して送り、
1本1ドルで貸し出すというサービスがあったのです。
毎週分欠かさず見ていて、むしろ日本にいる人よりも詳しかったり(笑)
ストレスフルな海外生活の大切な癒しでした(^^)
帰国する頃には著作権問題で入荷が少なくなっていたので、今はもうないと思います。
そして高校生にとってはCDアルバムなんて高級品!
DVDなんて手の届かない超高級品!
シングル曲は日本人ネットワークを駆使して手に入れて聴いていましたが、
個人的にCDを買うことは一度もありませんでした。
でも「路傍」を聴いていたら、もう一度PVとかも見たくなってしまい、
レビューも非常に良かったので今度はこちらをポチリ。
もう手に入らないと思うと欲しくなる心理ってありますよね(笑)
実際、非常に良かったです!
ダイジェストですが、こういうなりゆきで野猿が出来上がっていって、
途中にこういう出来事があって、みたいな映像も挟まっているので、
改めて見てとてもおもしろかったです。
正直、事件とか出来事はほとんど忘れてました・・・(^^;)
歌以外の映像がもっとあっても全然良かったです。
私は海外生活ゆえに自分で録画して保管することができなかったので、
もう一度しっかりと見直したかったなぁと物足りないくらいでした(笑)
自分の今後を思う
映像を見ていて、タカさんはもう36歳だから強行スケジュールは辛いとか、
撤収の頃にはテルリンも36歳で体力が辛くなってきたみたいなくだりもあり。
私ももうその年齢じゃん!という衝撃もありました。
当時の野猿活動をしているメンバーと今の私。
芸能活動をしているわけではないので全然違うとはいえ、
今のとんねるずさん、今の野猿メンバーは
私の20年後なのだろうか、とか考えたり。
自分はどうしていきたいのか、どうするべきなのか。
思いがけずそんなこともふと考えました。
撤収のタイミングも良かったんだと思います。
人気絶頂の中、「全部良かった」と思わせる幕引きというか。
前述の「野猿のビデオクリップと歴史」を見ていると、
タカさんの企画力や司令塔としての優秀さも感じられます。
そしてさらに勢い余って撤収コンサートのDVDもポチったので(笑)
当時はできなかったこと、わからなかったことも含めて、
今もう一度楽しみたいと思います。
5,000円くらいならポンと出せるようになる大人って楽しい!(笑)
野猿のメンバーは制作スタッフさんで、
どこか自分たちに親近感があるところも魅力なのかもしれないですね。
今見てもすごく良いので、当時を知らない若い方々にもオススメです!
野猿の曲はiTunesで全て購入可能です♪(*´∇`*)